TOTAL ORAL HEALTHCASE CENTER

歯周病治療

歯周病で歯を失わないために

埼玉県白岡市の歯医者「おがわ歯科クリニック」は、JR宇都宮線 白岡駅から徒歩4分の場所にある歯科医院です。ここでは、日本人の80%が罹患しているとされる歯周病について、当院が行っている治療やメインテナンス、歯周病についての考え方をご紹介します。

歯周病とは

歯周病とは

歯周病とは、細菌の出す毒素によって歯を支えている歯ぐきや歯槽骨が溶かされてしまう病気です。症状が進行すると歯肉が炎症を起こし、膿が出るようになります。さらに進行すると歯周組織が破壊されて顎の骨が溶けてしまい、やがて歯が完全に抜けてしまいます。

歯周病の原因は、歯の隙間や歯周ポケットにたまったプラークです。プラークは細菌が集まってできた塊で、1mgのプラークのなかには10億を超える細菌が棲んでいるといわれています。口腔内に磨き残しがあると、それを餌にして細菌が増殖します。

誰もが持っている「歯周病」

歯周病と全身疾患の関係

歯周病は、自覚症状がないままに進行してしまうお口の感染症で、気づいたときには重症化していることも多く、歯を失ってしまうリスクの高い病気です。当院ではできるだけ早い段階で歯周病に気づき、適切な治療や予防ケアを進めていくことを重視しています。成人であればほとんどの方が感染していることが想定されるため、当院では、他の治療を進めながら、歯周病についてもチェックし、治療が必要な場合には治療を、発症していない場合には予防ケアをご提案しています。

歯周病治療についての知識を深めましょう

歯周病とは

歯周病治療では、他の治療と比べて時間がかかってしまう傾向があります。歯周病菌はプラーク(歯垢)に潜んでおり、プラークが石灰化した「歯石」は歯の表面に付着し、さらなるプラークを引き寄せるため、歯周病治療は歯石の除去が基本となります。歯科衛生士の手による細かな作業を歯科医院で受けながら、ご自宅でもプラークをお口に残さないセルフケアを続けることも大切です。

当院では歯周病治療を受ける患者さまに対し、資料を提示しながら、歯周病の特徴や、治療・予防の流れ、そして放置するリスクについて、しっかりご説明します。気になることなどあれば、遠慮なくお尋ねください。歯周病治療には、患者さま自身が歯周病についての知識を身に着けておくことと、「よくなりたい」という気持ちが欠かせません。私たちと二人三脚でしっかりコントロールしていきましょう。

科学的正しさに基づいた診査・診断・診療を行います

科学的正しさに基づいた診査・診断・診療を行います

白岡市の歯医者「おがわ歯科クリニック」では、歯周病治療で必要に応じて外科処置にも対応しています。外科処置が必要となるような症状は、歯を失ってしまうリスクのある段階であり、歯を残せるかどうかの判断を迫られます。残せる場合には、歯の形、歯ぐきの状態などの条件もあるため、精確な診査・診断が必要です。

当院では長年、歯周病治療に真剣に取り組んでおり、さまざまな症例経験とそこから得た知見があります。歯周病に関する文献も精査し、科学的根拠で裏付けながら治療を進めていきます。

歯周病には、ずっと変わらない基本的な治療を行う必要もある一方、治療への考え方や方法が進歩している部分があります。当院では経験に基づきながらも、基本に忠実かつ柔軟に治療法を組み合わせて治療を進めています。

当院の歯周病治療・予防

当院では、歯周病の治療として次のような処置を行っています。

スケーリング

スケーリング

軽度の歯周病に効果的な治療です。歯や歯周ポケットにたまっているプラークや歯石を除去して、歯周病や全身疾患を引き起こす原因菌を取り除きます。治療には「スケーラー」と呼ばれる専用の器具を使います。

ルートプレーニング

ルートプレーニング

スケーラーでは届かない歯周ポケットの奥深くにこびりついたプラークや歯石を、「キュレット」と呼ばれる専用の器具を使って除去する除去する治療です。また、歯の表面がざらついているとプラークや歯石がたまりやすいので、なめらかになるように仕上げます。

フラップ手術

フラップ手術

中等度の歯周病に有効な治療方法です。スケーリングやルートプレーニングでは改善できない歯周病に用います。歯周病によって炎症が起きている歯肉を切開してプラークや歯石を取り除き、進行を抑えます。また、歯周ポケット内のプラークや歯石を除去することで歯周ポケットを浅くして、メインテナンスしやすくします。

再生療法

中等度からさらに進行した重度の歯周病に対して効果的な治療法です。歯周病によって失われた歯周組織を再生させます。再生療法には「GTR法」と「EMD法」があり、当院では患者さまの口腔内の状態をみながら適切な方法を選択します。

GTR(組織再生誘導)法

400

切開した歯肉部分に膜を張り、菌の侵入を防ぎながら骨組織の再生を図る方法

EMD(エムドゲイン)法

400

膜の代わりにエムドゲインゲルというゲル状の薬剤を注入して、菌の侵入を防ぎながら歯周組織の再生を図る方法

歯周病と全身疾患の関係

歯周病と全身疾患の関係

歯周病は、長らく口腔内だけの病気だと思われていました。しかし、近年の研究によって、歯周病が全身に悪影響を及ぼすことがわかっています。歯周病に感染した歯肉の毛細血管から全身の各臓器へと広がることで、さまざまな全身疾患を引き起こすといわれているのです。

誤嚥性(ごえんせい)肺炎 糖尿病

誤嚥性肺炎とは、唾液と一緒に気道に入り込んだ歯周病菌が肺で炎症を引き起こす病気です。物を飲み込む力や吐き出す力が弱まった高齢者に多くみられます。

糖尿病

糖尿病は、インスリンの機能が低下したり、量が足りなくなったりすることで血糖値が下がらなくなる病気です。歯周病によって炎症が起こると、炎症性サイトカインという成分が分泌され、この成分がインスリンの働きを妨げて糖尿病の発症や症状の悪化を招きます。

心疾患 脳梗塞

心疾患は、心臓や周辺組織の病気です。歯周病菌によって心臓に栄養や酸素を供給する冠動脈に血栓ができると、血液の流れが滞って狭心症や心筋梗塞といった心疾患のリスクが高まります。

脳梗塞

脳梗塞は、脳の血管が詰まることで栄養や酸素が供給されなくなる病気です。歯周病菌が脳内の血管に血栓をつくりやすくすることで、脳梗塞の危険性が高まります。

早産

妊娠中に歯周病を患っている女性は、そうでない女性に比べて早産のリスクが高まることがわかっています。歯周病菌がへその緒を通じて胎児に影響を及ぼすことで、早産や低体重児出産などのリスクを高めると考えられています。

歯周病は再発を防ぐためにメインテナンスの継続が必要です

歯周病と全身疾患の関係

歯周病は完治が難しく、再発することがあるお口のトラブルですので、継続したメインテナンスで、コントロールすることが大切です。また、歯石は歯ブラシでは取り除けないため、歯科衛生士が専用の器具を使って取り除く処置を行います。歯肉で隠れている部分は、歯ぐきを開いて歯の根っこに付着する歯石を取ることもあります。このように、細かな処置を地道に行いながら、ご自宅でもプラークが残らないよう、しっかりと歯みがきを続けていただく必要があります。当院の予防メインテナンスでは、担当衛生士制を採用しており、患者さまと二人三脚でお口の健康を守っていきます。治療が終わってからも、継続して再発防止のためにご来院ください。

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